東京都のホームページ・動画制作会社を一挙ご紹介
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、ホームページ制作会社の選び方を丁寧に解説します。過去の制作実績のチェックポイントから、会社ごとの特徴、制作費用の相場、実際の制作の流れ、さらに契約時に注意しておきたいポイントまで、ホームページ制作を成功させるために押さえておきたい内容を網羅しています。この記事を読むことで、あなたにとって最適なホームページ制作会社を見つけるための判断軸が明確になり、安心して制作を進められるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
制作会社一覧
ホームページ・動画制作会社 業者選びのポイントを徹底解説
ホームページ制作会社は全国に多く存在し、どこに依頼すれば良いか悩む方も少なくありません。ここでは、納得のいく仕上がりやスムーズで安心できるやりとりを実現するために、制作会社選びで押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。

まずは制作会社の過去の制作実績(ポートフォリオ)を確認しましょう。どのようなホームページを手掛けてきたのかを見ることで、その会社の得意分野やデザインの傾向、実力を把握できます。
ポートフォリオでは、デザインの質をチェックすることが大切です。自社のイメージに合っているか、古い印象がないか、全体のクオリティが高いかを見極めましょう。さらに、自社と同じ業種の制作実績があれば、業界知識を活かしたスムーズな制作が期待できます。また、過去の制作物が売上向上や問い合わせ増加など、具体的な成果につながった事例があるかも確認しておきましょう。
大手企業のサイト制作実績がある場合は、信頼性を判断する目安になります。ただし、掲載されている実績は実在する企業かどうかも確認が必要です。実際のサイトを開き、デザインや機能面の品質を自分の目で確かめることが大切です。気になる点があれば、「○○業界の実績はありますか?」と問い合わせてみるのもよいでしょう。

制作会社ごとに得意分野は異なります。デザインに強い会社、SEOなど集客が得意な会社、予約システム等の開発に強みがある会社、あるいは特定の業種に特化している会社など様々です。自社のホームページ制作の目的に合った強みを持つ会社を選びましょう。
たとえば、高度なデザイン力を持つ会社は、洗練された見た目や使いやすいUI/UXを重視し、ブランディングに大きく貢献します。SEO対策やコンバージョン設計を得意とする会社は、検索で上位表示を狙い、問い合わせや購入数の増加といった集客面で成果を出すことが可能です。さらに、ECサイトや予約システム、独自機能の開発に強い会社であれば、複雑な機能やシステム連携が必要なサイトにも対応できます。医療・飲食・不動産など特定業界に特化している会社の場合は、業界特有のポイントを押さえた提案ができ、同業他社の事例も豊富です。
例えば、集客が目的ならSEOに強い会社、ブランドイメージ向上が目的ならデザイン力のある会社が適しています。このように自社の目的を明確にし、それに合った専門性を持つ制作会社を選ぶことで、より効果的なホームページ制作が期待できます。

制作費用の見積もりは、複数の会社から取り寄せて比較するのが基本です。その際は、各社の料金体系や金額が明確かどうかをしっかり確認しましょう。見積書には進行管理費、デザイン費、コーディング費、CMS設定費用などが項目ごとに記載されており、内訳が細かく明示されていることが大切です。複数社の見積もりを比較し、相場とかけ離れていないかもチェックしましょう。
また、相場より極端に安い見積もりには注意が必要です。必要な作業が含まれていなかったり、品質が低かったり、後から追加費用が発生するリスクがあります。見積書の備考欄には、納期や納品物の範囲など重要な条件が記載されていることもあるため、必ず目を通しておきましょう。
見積もり段階で不明点があれば、遠慮せず質問して内容を明確にすることが大切です。金額だけで判断せず、提案内容や対応の丁寧さも含めて総合的に比較検討しましょう。

ホームページは公開して終わりではなく、その後の運用や保守も重要です。更新作業やトラブル対応など、公開後にどの程度サポートしてもらえるのかを事前に確認しておきましょう。
例えば、テキストの修正や画像の差し替えといった更新依頼に迅速に対応してくれるか、CMSの管理画面についてマニュアルや質問対応などのサポートがあるかは重要なポイントです。また、サーバー障害や不具合が発生した場合に、どのような体制・時間帯で対応してくれるのか、連絡手段はどうなっているのかも確認しておくと安心です。さらに、定期的な保守契約プランの有無や、その費用が妥当かどうかもチェックしましょう。
サポート範囲や期間、料金が契約書でどのように定められているかも必ず確認し、長期的に安心して運用を任せられる会社かどうかを見極めることが大切です。

制作会社の担当者とのコミュニケーションは、円滑な制作進行に欠かせないポイントです。初回の問い合わせや見積もり依頼に対して、迅速に返答してくれるかどうかをまず確認しましょう。また、専門用語をかみ砕き、こちらの理解度に合わせてわかりやすく説明してくれるかも重要です。
さらに、こちらの要望を踏まえた上で適切な提案や改善策を示してくれる提案力や、話をしっかり聞いてニーズや課題を正確に理解しようとするヒアリング姿勢も見極めたいポイントです。こうしたやり取りの中から、その会社の仕事ぶりや社風が自然と伝わってきます。
もしコミュニケーションに不安を感じる場合、プロジェクト進行中にトラブルや遅延が発生する可能性も高くなります。安心して任せられる信頼感のある対応かどうか、最初の段階で見極めておくことが大切です。

頻繁に情報を更新する予定がある場合は、CMS(コンテンツ管理システム)の導入実績も確認しましょう。CMSとは、専門知識がなくてもサイトの文章や画像を更新できる仕組みのことで、代表的なものにWordPress(ワードプレス)があります。
制作会社によっては独自CMSや特定のCMSに強みを持つ場合があります。WordPressなど、世間で広く利用され導入事例が豊富なCMSを導入できる会社であれば、公開後の更新も比較的容易です。また、CMS管理画面の使いやすさや、マニュアル提供の有無もチェックポイントです。CMS導入の経験が豊富な会社なら、こちらが初心者でもわかるよう操作方法をレクチャーしてくれるでしょう。

ホームページで集客を目指すなら、SEO対策への対応も欠かせません。SEOとは検索エンジン最適化のことで、検索結果で自社のサイトが上位に表示されやすくするための施策を指します。制作会社がどの程度までこのSEOを考慮してサイト制作を行ってくれるかを確認しましょう。
具体的には、タイトルタグやメタディスクリプションの適切な設定、見出しタグの構造化、モバイル対応、表示速度の最適化など、基本的なSEO施策をしっかり取り入れているかがポイントです。また、過去に制作したサイトで検索順位の向上やアクセス増加といった成果を出した事例があるかどうかも参考になります。さらに、社内にSEOに詳しいスタッフがいるか、あるいは提携しているSEO専門会社と連携して対応できるかといった体制の有無も重要です。必要に応じて、ブログ記事などのコンテンツSEOや広告運用など、集客全般についてアドバイスや追加提案をしてくれる会社ならなお安心です。
サイトの内容や目的によって必要なSEOの範囲は異なりますが、少なくとも基本的な内部SEO対策をしっかり実施してくれる制作会社を選ぶことが大切です。SEOは公開後の運用も関係してくるため、運用フェーズで協力会社を紹介してもらえるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
ホームページ制作会社の
種類と特徴
ホームページ制作を依頼できる先には、規模や形態が異なるさまざまなタイプがあります。会社の規模によって強みや費用感が変わるほか、フリーランスやテンプレートサービスなどの選択肢もあります。それぞれの特徴を理解した上で、自社のニーズに合った依頼先を選びましょう。
ホームページ制作会社が担う役割とは?
そもそもホームページ制作会社とは、企業や店舗のウェブサイトをプロとして企画・制作するパートナーです。具体的には、サイトの構成企画、デザイン制作、HTML/CSS等のコーディング、必要に応じたプログラミング開発、そして公開後のサポートまで、一連の工程を請け負います。
自社内に専門のWeb担当者やデザイナーがいない場合でも、制作会社に依頼すればプロの知見で高品質なホームページを作成できます。また、ドメインやサーバーの準備、SEO対策の初期設定など、サイト公開に必要な諸作業をトータルで支援してくれるのも制作会社の役割です。自社では賄いきれない専門スキルを持つ心強いパートナーとして、制作会社はホームページ成功の鍵を握っています。
実績が豊富で安心感がある「大手制作会社」
大手の制作会社はスタッフ数が多く、各分野の専門人材が揃っているのが特徴です。企画提案からデザイン、システム開発、公開後の運用サポートまでワンストップで提供できる体制が整っており、高品質で包括的なサービスを期待できます。実績も豊富で有名企業の案件を手掛けていることが多いため、安心感や信頼性を重視する場合に有力な選択肢となります。
ただしその分、見積もり費用は中小の制作会社より高額になる傾向があります。また、体制がしっかりしている反面、社内のフローが厳格で融通が利きにくかったり、対応に時間がかかる場合もあります。予算に余裕があり、高い品質と安定感を求める企業には向いていますが、小規模サイトの制作にはオーバースペックとなるケースもあるでしょう。
柔軟な対応とコストバランスが魅力の「中小制作会社」
中小規模の制作会社は、質とコストのバランスが取れている点が魅力です。デザインや開発、マーケティングなど少人数ながら各分野のスタッフが在籍し、比較的柔軟に要望に対応してくれるケースが多いです。大手に比べて費用感も相談しやすく、中規模予算でしっかり作り込みたい場合に適したパートナーと言えます。
ただし会社ごとに得意不得意があるため、事前に実績や対応可能範囲を確認することが重要です。自社の業界に詳しい会社であれば提案も的確ですし、逆に経験が少ない領域だと思わぬ手探り状態になることもあります。中小制作会社を選ぶ際は、自社のニーズにマッチする専門性や実績を持っているかをしっかり見極めましょう。
個人ならではの丁寧な対応が強みの「フリーランス」
フリーランスの制作者(個人事業主)に依頼する選択肢もあります。フリーランスは一人で営業から制作まで対応するため、きめ細かなコミュニケーションや融通の利く対応が期待できます。一般的に会社に比べて経費が少ない分、見積もり費用が抑えめになる傾向もあります。
ただし、対応できる範囲はその人のスキルに依存するため、すべてにオールマイティーに対応するのは難しいことがあります。たとえば、デザインは得意でもプログラミングは外注するケースも見られます。また、一人で複数の案件を担当していると納期が厳しくなることも。長期の保守や大規模な開発には向かない場合もありますが、小規模なサイト制作や予算を抑えたい場合には有力な選択肢となるでしょう。
手軽に始められる「テンプレート型制作サービス」
テンプレート型のホームページ制作サービスとは、あらかじめ用意されたデザインテンプレートやシステムを利用してサイトを構築する方法です。専門知識がなくても用意されたひな形に沿ってコンテンツを入力するだけで完成できるものも多く、初期費用が安価で納期も短いというメリットがあります。
代表例として、JimdoやWixなどのホームページ作成ツール、あるいは制作会社が提供する低価格パッケージプランなどが該当します。テンプレートを利用する分オリジナリティは限定されますが、とにかく低コストでウェブサイトを持ちたい場合や、スモールスタートで試したい場合に適しています。
ただし、凝ったデザインや独自機能を実装したい場合にはテンプレートでは対応できないことがあります。また、テンプレートサービスは月額料金などランニングコストが発生するケースもあります。将来的な拡張性や自由度を求めるなら、最初からフリーランスや制作会社に依頼した方が結果的に良い場合もあるでしょう。
業界や機能に特化した「専門型の制作会社」
中には特定の業界や機能に特化したサービスを提供する制作会社もあります。例えば、医院やクリニック専門のホームページ制作会社、ECサイト構築に特化した会社、BtoB企業のコーポレートサイトに強い会社などです。こうした専門型の会社は、その分野におけるノウハウが豊富で、業界特有のニーズに的確に対応できる強みがあります。
自社の業種が明確で、その分野に強い制作会社が見つかれば心強いパートナーになるでしょう。制作事例やクライアントリストを見て、自社と同業種や似た目的のサイトを手掛けた経験があるかをチェックしてみてください。
ただし、専門型ゆえに対応範囲が限定的な場合もあります。例えばEC特化の会社では高度なシステム構築はできてもブランディング的なデザインが不得意だったり、業界特化の会社では他業種の実績が乏しい場合も考えられます。自社の課題にマッチする専門性かどうかを見極め、必要に応じて総合力のある会社と組み合わせて検討することもポイントです。
ホームページ制作費用の
内訳と注意点
ホームページ制作にかかる費用は、サイトの規模や内容、依頼する相手によって大きく変動します。ここでは、費用が変わる主なポイントや見積もり時に注意すべき点について解説します。
ホームページ制作の費用が変わる主なポイント
まず、ホームページ制作費用を左右する代表的な要素を押さえておきましょう。以下のようなポイントによって見積もり金額は変動します。
- ページ数・コンテンツ量
- デザインの凝り具合
- 機能の複雑さ
- コンテンツ制作の有無
- 特別な対応
見積もり金額は制作するページ数や掲載するコンテンツの量によって変動します。ページ数が多いほど、デザインやコーディングの工数が増え、それに伴って費用も高くなります。また、オリジナルで凝ったデザインを制作する場合はコストがアップしますが、テンプレートを使ったシンプルなデザインなら比較的低コストで済みます。
さらに、問い合わせフォームや会員機能、決済システムといった追加機能の数や難易度が高いほど、開発にかかる費用が増加します。原稿作成や写真撮影などのコンテンツ制作を制作会社に依頼する場合は、その分の費用も加算されます。加えて、多言語対応やアクセシビリティ対応、アニメーションの実装など、特殊な要件がある場合は追加コストが発生することもあります。
例えば、「5ページ程度の企業サイトをテンプレートで簡単に制作する場合」と「50ページ以上の多言語サイトをフルスクラッチで制作する場合」では、かかる費用に大きな差が出ます。このように、サイトの規模や要求内容によって費用は大きく変わるため、自社に必要な範囲を明確にした上で見積もりを依頼することが大切です。
ホームページ制作の費用内訳と見積もりのポイント
ホームページ制作会社に見積もりを依頼すると、一般的に以下のような項目が並びます。ただし会社によって項目名や詳細は異なり、サイトの規模や依頼内容によって必要な項目が増減します。
- 進行管理費
- サイト設計
- SEO対策
- デザイン
- ドメイン・サーバー費
- 原稿作成・編集費
- 写真・動画撮影費
- コーディング費
- CMS導入・カスタマイズ費
- テスト・動作確認費
以下では各項目の意味と費用が発生する理由を解説します。
進行管理費
プロジェクト全体の進行を管理する費用で、Webディレクターやプロジェクトマネージャーの人件費があてられます。クライアントとの打ち合わせやスケジュール調整、資料作成などが含まれます。案件規模が大きくなると管理作業も増えるため、費用も規模に比例して増加する傾向があります。
サイト設計
サイトマップやディレクトリマップといった設計図を作成し、ページ構成や機能を決める工程です。事前に設計を固めることで、デザインやコーディングの効率が上がり、品質の高いサイト制作につながります。
SEO対策
検索エンジンで自社サイトが上位表示されるように行う施策の費用です。キーワードの選定や、タイトルタグや内部リンクの最適化、サイトスピード改善などの内部対策、さらにはアクセス解析による戦略立案などが含まれます。これらは専門知識と時間を要するため、別途費用が発生します。
デザイン
サイトの見た目(画面レイアウトや配色、画像選定など)の作成費用です。一般的にページ単位や作業日数で見積もられ、特にトップページはサイトの「顔」として重要度が高いため工数がかかり、費用も高めになります。
ドメイン・サーバー費
サイト公開に必要な「土地」と「住所」にあたる費用です。サーバーはデータ保管場所、ドメインはサイトのURL(住所)に例えられます。ドメイン取得料やレンタルサーバーの利用料、SSL設定などの実費が含まれ、年単位の費用がかかります。
原稿作成・編集費(ライティング)
サイト掲載用の文章を用意する費用です。企業の紹介文や商品説明などを専門ライターが取材・執筆・校正する場合、その人件費が計上されます。クライアントがあらかじめ原稿を用意すれば、見積上ではこの項目が「0円」となることもあります。
写真・動画撮影費
サイトで使用する写真や動画を制作会社が撮影・編集する際の費用です。プロのカメラマンや機材を用意して商品撮影や取材を行う場合、その手配費用が含まれます。無料素材ではなくオリジナルの撮影を行うと、モデルや撮影スタッフの工数もかかるため費用が増えます。
コーディング費
HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミングでデザインを実装し、サイトを動かす費用です。デザイナーが作成したデザインをブラウザで表示できるようにコーディングし、フォーム送信やボタンの動作などを組み込みます。コーディングは専門技術を要する作業なので、工数に応じて費用が発生します。
CMS導入・カスタマイズ費
WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を導入し、管理画面やプラグインで機能を拡張する費用です。CMS本体のインストールやデザインテンプレートの設定、投稿機能の実装などが含まれ、追加での開発工数分だけ費用がかかります。
テスト・動作確認費
サイト完成後に動作チェックを行う費用です。誤字脱字チェック、リンク切れやフォーム送信の検証、記事投稿機能のテストなどを行い、問題点を発見・修正します。機能が多いサイトほどチェック項目が増え、その分工数・費用も増加します。
以上の項目はあくまで一例であり、制作会社によって名称や内訳が多少異なります。また、依頼する内容(サイトの規模や機能要件)によって必要な項目や費用は変動します。見積書を受け取った際は不明点を確認し、どこまで対応してもらえるかしっかりと理解することが大切です。
初期費用とその後にかかるランニングコスト
ホームページ制作には、制作時にかかる初期費用と、公開後に継続して発生するランニングコストがあります。初期費用には、企画・デザイン・コーディング・テストなどサイト公開までに必要な作業の費用が含まれます。
- ドメイン費用
- サーバー費用
- SSL証明書費用
- 保守・更新費用
- その他ツール利用料
公開後の主なランニングコストとしては、まずサイトのURLとなるドメインの費用があり、これは年額で数百円から数千円程度かかります。次に、サイトを公開するためのレンタルサーバーの利用料があり、月額数百円から数千円程度で、規模やサービス内容によって異なります。さらに、サイト通信を暗号化するSSL証明書の費用も必要で、無料のものもありますが、有料の証明書の場合は年額数千円から数万円ほどかかります。
また、サイトの定期点検やコンテンツの更新を外部に依頼する場合は保守・更新費用が発生し、契約内容によっては月額数万円のプランもあります。その他、有料のアクセス解析ツールや予約システムなどを導入している場合は、それらの利用料も考慮する必要があります。
このように、サイト公開後も維持にかかるコストが発生します。特に自社で更新できない場合は保守契約を結ぶことが多いため、初期費用だけでなく年間の維持費も含めて予算を考えることが大切です。
追加料金や保守費用で気をつけたいポイント
見積もり金額以外に、後から追加料金が発生するケースもあります。契約前に注意すべきポイントを確認して、思わぬ出費を防ぎましょう。
- デザイン修正回数の超過
- 契約範囲外の作業
- 保守契約の未締結
- 安価プランの制約
たとえば、デザイン案の修正回数に制限があり、規定回数を超えると追加費用が発生する場合があります。また、見積もりに含まれていない新たな機能追加や大幅な仕様変更を依頼した際も、別途料金がかかることがあるため注意が必要です。
保守契約を結んでいない場合、更新作業などを都度依頼すると、そのたびに作業費が発生して割高になることもあります。さらに、格安プランでは対応範囲が限定され、必要な機能や十分なサポートが含まれていないことが多く、結果的にオプション費用がかさんでしまうケースも見られます。
こうした追加費用を避けるためには、契約時に見積もりの範囲を明確にしてもらうことが大切です。特に修正対応や保守対応に関しては、どのような場合に料金が発生するのかを事前に確認し、認識のずれがないようにしましょう。
見積もり時に確認しておきたいこと
契約前の段階で、以下の点をしっかり確認しておくと安心です。口頭の説明だけでなく、契約書など書面でも明記してもらいましょう。
- 制作範囲
- 納期・スケジュール
- 支払い条件
- 修正対応の範囲
- 公開後のサポート
まず、見積もり金額にどこまでの作業が含まれているかを確認することが大切です。たとえば、原稿作成が含まれているのか、画像素材の用意はどうなるのかといった具体的な範囲を把握しましょう。また、全体の納品予定日だけでなく、デザイン提出や最終確認など各工程のスケジュールも明確にしておく必要があります。
支払い条件についても、着手金や中間支払いの有無、納品時の支払いタイミングや方法などを事前に確認しておくと安心です。さらに、デザイン修正が何回まで無料なのか、納品後の軽微な修正対応が含まれているかも把握しておきましょう。
最後に、公開後のサポート内容について、不具合修正の保証期間や更新作業の依頼が可能かどうかなど、どの程度の対応が受けられるかを確認することも重要です。これらのポイントは、後々のトラブルを避けるために非常に重要です。不明な点は曖昧にせず、契約前に必ず確認して双方が合意しておくようにしましょう。
費用に見合った品質と効果の見極め方
見積もりを比較検討する際は、単純に金額の大小だけで判断しないように注意しましょう。重要なのは費用に見合う成果が期待できるかという点です。
例えば、安価だからといって内容が薄かったりデザインや集客面で効果が出なければ、せっかくの投資が無駄になってしまいます。逆に多少費用が高くても、それに見合う充実した提案や高品質な制作物が得られ、結果的に問い合わせや売上増などの効果が出れば高い費用対効果が得られるでしょう。
各社の見積もりを比較する際には、金額だけでなく提案内容・実績・コミュニケーションなど総合的に評価することが大切です。「なぜその費用がかかるのか」を納得できる説明があるか、こちらの目的を理解した上で最適なプランを提案してくれているか、といった視点で見極めましょう。
ホームページ制作の流れ
ここでは、一般的なホームページ制作の進行フローを順を追って説明します。事前に全体の流れを把握しておくことで、各段階で何をすべきかが明確になり安心です。

お問い合わせ・ご相談
まずは制作会社へのお問い合わせから始まります。電話や問い合わせフォーム、メールなどで連絡し、サイト制作について相談します。多くの会社では無料相談に応じてくれるため、現状の課題や作りたいサイトのイメージ、予算感などをざっくり伝えましょう。
この段階では、担当者の対応やレスポンスの速さなども確認できます。まだ依頼先を決めていない場合でも、気軽に相談して見積もりを取ってみると良いでしょう。
ヒアリングと要件整理
お問い合わせ後、正式に依頼候補となった制作会社とは詳細なヒアリングを行います。あなたの会社の事業内容やサイトを作る目的、ターゲットとするユーザー像、掲載したいコンテンツ、必要な機能、デザインの要望などを伝えます。
制作会社側からも、競合サイトの例や好きなデザインのテイスト、予算・納期などについて質問があるでしょう。これらの情報をもとに要件を整理し、サイトの大まかな構想(サイトマップや仕様書など)がまとめられます。ここでしっかりと認識合わせを行うことで、後の工程がスムーズに進みます。
お見積もりと契約内容の確認
ヒアリング内容を踏まえて、制作会社が見積書や提案書を作成してくれます。提示された見積金額や制作範囲、スケジュールを確認しましょう。不明な点があれば質問し、納得できるまで交渉・調整を行います。
正式に依頼する場合は、契約書を取り交わします。契約書には、作業範囲や納期、支払い条件などが明記されますので、必ず内容をチェックしてください。特に納品物の著作権の扱いや、納期遅延時の対応など重要事項が記載されているか確認しましょう。契約内容に双方合意したら、契約成立となります。
サイト構成の企画・設計
契約締結後、制作プロジェクトが本格的にスタートします。まずはサイト全体の構成企画から始まります。ヒアリング内容をもとに、掲載するページの洗い出しやサイトマップ(全ページの構成図)の作成が行われます。
必要に応じて各ページのレイアウトや情報設計(ワイヤーフレーム)が作成され、サイトの骨組みを固めていきます。この段階で「どのページに何を載せるか」「ユーザーにどの順番で情報を見せるか」といった基本設計を具体化します。依頼者であるあなたも内容を確認し、認識のずれがないかチェックしましょう。
デザインの作成と確認
サイト構成が決まったら、次にデザイン制作に移ります。まずトップページのデザイン案が作成され、それをもとに打ち合わせを行い、修正・ブラッシュアップしていきます。デザイン案は画像ファイルやデザインカンプ(完成イメージの見本)として提示され、色使いやレイアウト、写真やイラストの雰囲気などを確認します。
トップページデザインが承認されたら、下層ページのデザインも整えていきます。この段階で、全ページの見た目が確定します。
デザイン案に対して「もう少し〇〇にしたい」など要望があれば遠慮なく伝えて、納得のいく形に仕上げてもらいましょう。
コーディング・CMSの構築
デザインが確定したら、いよいよコーディング作業に入ります。デザインカンプをもとに、HTML/CSSやJavaScriptでWebページを組み立てていきます。スマホやパソコンなど、どの端末でも見やすく表示できるようにするレスポンシブ対応も、この段階で実装します。
また、WordPressなどのCMSを使う場合は、並行してCMSの設定やテンプレート構築も進めます。お問い合わせフォームなど、システム部分のプログラミングもこのフェーズで行われます。
コーディングが完了すると、制作会社内のテスト環境にサイトが構築された状態になります。依頼者は基本的に完成を待つことになりますが、必要に応じてテストサイトを確認し、進捗をチェックすることも可能です。
公開前のチェックと修正対応
コーディングが終わったら、サイト公開前に入念なチェックを行います。制作会社では、リンク切れの有無やフォームの動作、表示の乱れなど細かく検証します。
あなたもテストサイトを確認し、誤字脱字やコンテンツの内容、仕上がりが想定通りかをチェックしましょう。気になる点があれば遠慮なく修正を依頼してください。この段階の修正は契約範囲内であれば追加費用なしで対応してもらえます。
また、主要ブラウザ(ChromeやSafariなど)での表示確認や表示速度の最適化、SEOメタタグの最終設定も行い、公開準備を万全に整えます。
サイトの納品・公開
テストが完了し最終確認で問題がなければ、本番環境にサイトを公開します。制作会社が指定のサーバーにファイルをアップロードし、ドメインの設定を行うことで、ホームページが一般の人に見られるようになります。
公開当日は、サイトが正しく表示されるか、フォーム送信などの機能が正常に動作しているかを確認しましょう。問題がなければリリース完了です。また、必要に応じてCMSの使い方や今後の更新方法についての説明を受けます。
納品は、データ一式を受け取る場合もあります。その際は、デザインデータやソースコード、マニュアル類など、契約で定めた資料を受け取ります。納品物の確認が終わったら、契約上の検収手続きを行い、プロジェクトが正式に完了します。
修正対応の範囲と追加料金の条件を確認する
制作途中や納品後の修正対応についても、事前に対応範囲や料金の条件を確認しておきましょう。デザインの微調整やテキスト修正など、どこまでが見積もり内で対応してもらえるかを明確にすることが大切です。
例えば、「デザイン案の修正は2回まで無料」や「公開後1ヶ月間の軽微な修正は無償対応」といった取り決めがよくあります。これを超える修正依頼をした場合には、どの程度の追加費用がかかるのかも確認しておきましょう。
曖昧なままだと、後から「この変更は追加料金が発生します」と言われてトラブルになることもあります。契約時に修正対応の範囲を明確に書面で定め、追加作業が必要な場合は都度見積もりをもらうなど、手順を決めておくと安心です。
ホームページ制作で失敗しないためのチェックポイント
最後に、ホームページ制作を進めるうえで特に注意しておきたいポイントを紹介します。事前にチェックしておくことで、制作中・公開後の「しまった!」を防ぐことができます。
準委任契約と請負契約の基本と違いを理解する
Web制作の契約形態として代表的なものに「請負契約」と「準委任契約」があります。それぞれ性質が異なるため、違いを理解しておきましょう。
- 請負契約
- 決められた成果物を納品することを約束する契約です。発注者は完成物に対して報酬を支払い、受注者(制作会社)は成果物の完成責任を負います。契約通りに成果物が完成しない場合は、受注者に債務不履行責任が発生します。
- 準委任契約
- 特定の作業や業務の遂行を委託する契約(業務委託の一形態)です。発注者は作業時間や工程に応じて報酬を支払い、受注者は善意と能力をもって業務を遂行します。成果物の完成自体は保証されず、発注者も進行管理に協力する必要があります。
簡単に言えば、請負契約は「完成品を納品してもらう契約」、準委任契約は「作業過程を切り売りしてもらう契約」です。ホームページ制作では、多くの場合は請負契約で進められますが、要件が流動的な場合や継続的な運用支援では準委任契約が選ばれることもあります。
契約前には、自社の案件がどちらの契約形態になるか確認し、それぞれのメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。請負契約は完成物の品質や納期が保証されますが、要件定義が重要です。準委任契約は柔軟に作業内容を調整できますが、成果の保証がないため、コミュニケーションや進行管理がより重要になります。
納期遅延時の対応やペナルティを確認する
ホームページの公開納期はビジネスの予定に直結することが多いため、納期が遅れた場合の対応策を事前に確認しておきましょう。契約書に「納期遅延時の対応」についての条項が盛り込まれているかチェックすることが大切です。
例えば、明確な納期を設定し、遅延した場合は違約金(遅延損害金)を支払う取り決めがあることもあります。ただし、プロジェクトは双方の協力が不可欠なため、発注側の事情で遅れるケース(素材の提供が遅れるなど)も含め、どうリカバリーするか話し合っておくことが重要です。
特に開業日やキャンペーン開始日など、厳守すべき期限がある場合はその旨を制作会社に共有し、余裕を持ったスケジュールで進めてもらいましょう。納期に関する認識を事前に合わせておくことで、トラブルが起きたときもスムーズに対応できます。
制作物の権利(著作権・ソースコード)の帰属を確認する
ホームページの著作権や知的財産の扱いも重要な確認ポイントです。契約書に特別な記載がない場合、制作物の著作権は一般的に制作会社に帰属します。つまり、お金を払って作ってもらったホームページでも、権利は制作会社に帰属する場合があるということです。
トラブルを避けるためには、納品物の権利を発注者に譲渡する旨を契約書に明記してもらうことが望ましいです。また、権利譲渡だけでなく、利用範囲の確認も重要になります。具体的には、可能であればデザインデータやプログラムコード、文章、画像など、サイトを構成するすべての要素の著作権を納品と同時に譲渡する、といった内容です。
また、サーバーやドメインの管理権限についても確認しましょう。納品後に自社で更新や運用を行うためには、必要なIDやパスワード情報をすべて引き継ぐ必要があります。万が一、契約終了後に別の会社へ運用を引き継ぐ場合でも問題なく移管できるよう、権利関係を明確にしておくことが大切です。
修正対応の範囲と追加料金の条件を確認する
制作途中や納品後の修正対応についても、事前に対応範囲や料金の条件を確認しておきましょう。デザインの微調整やテキスト修正など、どこまでが見積もり内で対応してもらえるかを明確にすることが大切です。
例えば、「デザイン案の修正は2回まで無料」や「公開後1ヶ月間の軽微な修正は無償対応」といった取り決めがよくあります。これを超える修正依頼をした場合には、どの程度の追加費用がかかるのかも確認しておきましょう。
曖昧なままだと、後から「この変更は追加料金が発生します」と言われてトラブルになることもあります。契約時に修正対応の範囲を明確に書面で定め、追加作業が必要な場合は都度見積もりをもらうなど、手順を決めておくと安心です。
トラブル時の対応時間や連絡方法を確認する
ホームページ公開後に、サイトの表示不具合やサーバーダウンなど、予期せぬトラブルが起こる可能性はゼロではありません。その際、どのように連絡し、対応してもらえるかも重要なポイントです。
制作会社によっては、サポート受付時間が平日のビジネスアワーのみの場合もあれば、24時間365日対応をうたっている場合もあります。夜間や週末に問題が発生した場合、翌営業日まで対応できないのか、それとも緊急連絡先が用意されているのかを確認しておきましょう。
特にECサイトなど常時稼働が求められるサイトでは、障害発生時の対応スピードが売上や企業の信用に直結します。契約前にサポート体制を十分に確認し、不安があれば必要なサポートをオプションで追加することも検討しましょう。
また、トラブル時以外でも日常的な連絡方法について合意しておくとスムーズです。メールやチャットツール、電話など、どの手段を主に使うか、連絡後どのくらいで返信があるかなどのルールを決めておくと、お互いに安心して進められます。

